自信が付いてきた時ほど足元を見直さないと大切なものを失うという話


先日久しぶりに、今まで作ったジュエリーをサイトに載せてました。使っている写真はほとんど自前で作っているのですが、今、出来得る限り、最高〜にまじめに撮影しているにもかかわらず、そのまま使えるレベルのものはほとんどないという悲しい現実なので、仕方なしに後でPhotoshopで修正するのですが、これが結構時間かかるんです。

要領悪いなぁと自己嫌悪しつつ作業していたのでサイト更新が辛い作業になりそうだったのですが、サイトオープンの頃の画像を見返すと今よりぜんっぜんダメな仕上がりなので、自分のわずかばかりの進化を発見して嬉しくなった事も報告しておきます。

いまベストを尽くす。それが進歩する唯一の方法

Photoshopは新卒で入ったメーカーデザイナー時代から使っているので慣れているはず。それなのになんでいつまでたっても時間かかってるのかと言えば、要求する内容が違ってきたからなんですよね。

サイトオープンの頃は作ったジュエリーがどんなデザインなのか一番よくわかる事を考えて撮ってました。

こんなジュエリー作りました!見て!(ドヤ顔)という写真ばかり。

だから、ジュエリーのドアップ。背景なし。という画像ばかりでした。

 

今は、お客様がどんな思いで注文されたのか、どんなストーリーがあるのかが伝わる様な写真を心がけています。

それなので、背景にこだわったり、シーンが伝わる構成を考えたりして、撮るのも時間かかるし、修正にもかかります。

周りの風景がわかる様にカメラを引いて真上からみたリングを撮影するなんて、1年前には考えられませんでした。

例としてはこの画像です。

イメージと雰囲気を伝えたくて
イメージと雰囲気を伝えたくて

1年前なら、「これじゃ、小さくて形がわからないじゃないの!」って言ってたと思います。

この画像は、リングとスプレー菊の画像は別もので、合成して作っています。
ちなみにお花の画像はHisu leeさんのを使わせていただきました。

ジュエリーが完成した時点では画像イメージが出来ていなかったり、後で変わってしまう場合も多いので、単体で色々な角度で撮っておき、この様に後で合成することが多いんです。このジュエリーはこんなストーリーを伝えたい。だからこんな画像に仕上げようって一つ一つ考えて作っているから時間がかかるんですね。

同じことを続けていればだんだん要領良くなって、短い時間でできる様になります。

すると心に余裕が出来ます。

心に余裕が出来ると、何か違うことに気がつきます。

気がつくと始めたくなります。

この繰り返しで人は進歩するのだと思います。

 

思い返せば、大学受験の時もそうでした。

高校3年生で美大を受けた時、それなりに上手い自負があったけれど、受験本番の会場で周りの浪人生のレベルの高さに衝撃を受けて、それまでの自信は吹き飛び、戦意喪失しました。浪人決定した瞬間でした。

その後は、受験会場でのあの衝撃をバネに、上手くなりたい一心で予備校に通っていました。

するとだんだんレベルが上がってきて、気持ちに余裕が出て来るんですね。

心の余裕ができると、それまで理解出来なかった事がわかる様になって新しい事にチャレンジできる様になっていました。

気がつけば自分に自信を持てる様になっていました。

 

そうこうして、晴れて美大入学したのもつかの間、新しい環境に新しい人間関係。周りは自分と同等かもしくはもっと上レベルの人ばかり。

またしても新しい事が始まり、心に余裕を持てない日々になりました。

 

これの繰り返しが人生なのではないかと。

 

自分のできない事に気がつくのはいい事

最初の話に戻ると、過去に作った画像を見てそのレベルの低さにガクッとするのですが、気がついて良かったと思いなおすんです。過去には気がつかなかった事に気がつける様になった。それは、それだけ進歩したという事だから。

画像に関しては、まだまだ学ばなければならない事が沢山あって、満足いくレベルではないですが、少しでも見る人に伝わるものが作れる様に、今日も何か新しい事にチャレンジする日にしようと思います。

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