状態の良いヴィンテージジュエリー・アクセサリーは見つかったら買い!その選び方

1950年代製造されたヴィンテージアクセサリー。

仕事柄、婚約指輪や結婚指輪に関わる情報はいろいろマメにチェックするのですが、アメリカの結婚するカップルの婚約指輪選びの価値観がダイヤモンドの大きさ重視から、堅実な消費へと変化してきているとのVOGUEの記事を読みました。日頃、日本でも似た傾向はすでにあるのを実感してますし、今後はもっとその傾向は強くなるのではないかと思っています。

最近のカップルは、結婚後の生活を考えて背伸びした買い物はせず倹約家ですが、単純に出費を抑えるだけではありません。買う「モノ」にはダイヤの大きの様なスペックよりも「ストーリー」に価値を置くので、必ずしも大きいダイヤにこだわる必要がなくなってきたとも言えます。

この記事によると、ストーリーを大切にする彼等の婚約指輪の選び方は、新品ではなく、いわゆるヴィンテージから選ぶ割合も増えてきているそうです。ヴィンテージにはその年月を積み重ねる間のストーリーがあります。新品にはないその特徴に惹かれて選ぶのではないでしょうか。いままでは、婚約指輪のヴィンテージは誰かが不必要になったもの、つまり離婚や経済的な理由などで手放した指輪というイメージがあるためあまり好まれないものでしたが、今はそんな考えは時代遅れになりつつある事を実感しました。

ヴィンテージのなかからジュエリーを選ぶとなると、新品にはない心配事がいくつか出てきます。婚約指輪なら、ダイヤモンドは本物なのか、貴金属の品質は刻印通りなのか、価格は適正なのかと氣になる事がいろいろ頭に浮かんでくる事でしょう。

そこで今日はヴィンテージジュエリー、ヴィンテージアクセサリーを選ぶ時に見るべきポイントのうち作りの良し悪しについてお話したいと思います。

そもそもヴィンテージって何?

ヴィンテージジュエリーと似た言葉でアンティークジュエリーがあります。この二つの違いは何でしょうか?

アンティークジュエリーは、製造から100年以上経ったものを言います。なので製造年が分かっていればアンティークかどうかは明確に分けられます。一方、ヴィンテージはアンティークの様なはっきりとした基準はなく、およそ1世代以上経過したものを言う様です。1世代30年と言われているので、だいたい 30年以上昔に作られたジュエリーはヴィンテージジュエリーと呼んで差し支えないでしょう。

状態の良し悪しはヴィンテージジュエリー、アクセサリーのここを見る

では状態の良し悪しは、経年劣化しやすい場所を見て状態を判断します。ポイントをご紹介します。

下記の写真は1950年代製造のヴィンテージアクセサリーです。見るポイントは

 1950年代製造されたヴィンテージアクセサリー。
1950年代製造されたヴィンテージアクセサリー。

・ラインストーンの剥がれや石取れと、

・裏から見て金属の腐食などの痛みがないか、

・金具が取れたり壊れたりしていないかの3つです。

まず表側のチェックポイントですが、

ラインストーンの状態を見ます。ラインストーンはガラスやプラスティックの本体の下面に鏡面状の膜を付着させて光を反射する作りになっています。その膜が剥がれていたり、表面に大きな傷がついていないか確認して下さい。

そして、ラインストーンを留めている爪が折れたり曲がったりしていないか、ラインストーンがぐらついていると、買った後に石が外れてなくなってしまいガッカリする原因になります。

ラインストーンの状態が良いヴィンテージアクセサリー
ラインストーンの状態が良いヴィンテージアクセサリー

裏返してチェックするポイントは、

腐食が進んでいないか、金属パーツを繋げているろう付けやハンダ付けが劣化していないか見てください。下の写真では黒色の金属の表面がボコボコしてみえるので腐食している様ですがこれはろう付け、ハンダ付けの跡ですから心配はいりません。ところどころ黒色の仕上げがはげて、金属の素地が見えていますが、これは使用によって起きるものです。

ボコボコしているのはろう付け、ハンダ付けの跡
ボコボコしているのはろう付け、ハンダ付けの跡

ブローチの金具ががたつきや壊れもなく、これからも使用に十分耐える状態です。

金具も色はげはありますがガタつきはなく状態は良いです
金具も色はげはありますがガタつきはなく状態は良いです

表と裏をチェックしてみたところ、このヴィンテージアクセサリーは60年以上前に作られたものとしては状態が良い事がわかります。

今回はブローチを例にしましたが、リングやネックレスでも見るポイントは同じです。

ジュエリーやアクセサリーは身につけて楽しむモノです。買ったばかりなのに壊れてしまったら残念ですよね。

ですからもしも氣にいったヴィンテージジュエリー・アクセサリーに出会ったのなら、石や金属の状態を見て、問題はないか、あったら修理は可能かなどチェックして、長く付き合える一つに出会って下さい。

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