賢いダイヤモンドの選び方。婚約指輪で後悔しないために気をつけるたった一つの事


ジュエリーって不思議なもので、10代、20代の若い頃は全く興味がない人でも、ある程度の年齢になってくると欲しくなってくると言う人が少なくないんです。

そろそろきちんとしたジュエリーは欲しいと思った事がきっかけでオーダーメイドの依頼を下さるお客様がとても多いです。

不思議と、若い頃は宝石がついたリングが不釣り合いに見えても、年齢を重ねると似合ってくるんですよね。

10カラットくらいの宝石が付いたリングを付けこなす20代の女性ってあまりお目にかかりません。リングが大げさに見えてしまうのです。それを見る度に、若さは女性にとって一番の宝石なんだと羨ましく思います。ですから宝石を身につける事は年齢を重ねた大人の女性の特権と言えるのかもしれません。

若いうちはデザインを、年齢を重ねたら宝石を。

見方を変えれば、若いうちは宝石ではなくて氣に入ったデザイン重視で、年を重ねたら宝石を重視してジュエリーを買うと良いとも言えます。

若いうちは、素材や宝石の質にこだわらずに好みのデザインで選ぶのがジュエリーを楽しむコツです。18金じゃなくったって、模造石だって構いません。付けこなせる若さがあるのですから!手頃な値段で様々なデザインのジュエリーがあるので氣にいったものを買って楽しんで下さいね。

一方、若い頃に買ったジュエリーが似合わなくなって来たと感じ出したら、そろそろ宝石でジュエリーを選ぶ年頃です。沢山ある宝石の中から「これだ!」と思える1石を見つけてジュエリーに仕立ててみてください。身につけた時の高揚感。作って良かった!と思うはずですよ。

でも婚約指輪は事情が違う

若いうちはデザインで選ぶと書きましたが、婚約指輪となると少し話は変わってきます。

婚約指輪だけは宝石にもこだわって選んでください。

婚約指輪を選ぶ際に気をつける事をたった一つ上げるのなら、ダイヤモンドの質にこだわる事を選びます。

婚約指輪は婚約した後も長い間身につけるものです。はじめに書いた様に、年齢と共にファッション性が高いジュエリーよりも質のしっかりしたジュエリーの方が似合う様になってきます。デザインだけで選ぶと”婚約の時にもらった指輪が似合わなくなってきた”という事があるのです。

そうならないためには、婚約指輪の宝石(ほとんどがダイヤモンドでしょう)の質にこだわって選んでください。質の良いダイヤモンドさえ選んでおけば、将来もしデザイン的に似合わなくなってもリフォームするという手がありますから。

時間がたっても後悔しないダイヤモンド選び

質にこだわってダイヤモンドを選ぶと書きましたが、では実際何に気を付けて選べば良いのでしょうか。

ご存知の方も多いと思いますが、ダイヤモンドは4つのCで評価されます。Color,Clarity,Cut,Caratの4つの基準の頭文字をとって4つのCと言われています。

幸いな事に、ダイヤモンドは他の色石と違ってこの鑑定基準があるので、一般の人でも判断基準に迷わずに済みます。では、この4項目ごとに選ぶ際に何が大切か見て行きたいと思います。

Color(カラー)

ダイヤモンドのカラーとは文字通りその石が持つ色です。無色透明からはっきりと色が見えるものまで、D~Zで評価します。
これとは別に、色がはっきりと付いているものはファンシーカラーダイヤモンドと呼ばれています。

ダイヤモンドを選ぶ時にカラーは肉眼で見てその色が好きか嫌いか見れば良いです。カラーの1段階の差はとても小さいものなので、肉眼でみてもその違いは見分けられません。候補のダイヤモンドの色が好きか嫌いか。その程度でカラーの判断は十分です。

Clarity(クラリティ)

クラリティとはダイヤモンドの透明度を測る基準でインクルージョンとプレミッシュの度合いを段階的に評価しています。

インクルージョンとは宝石の内部にある様々な特徴の事で、プレミッシュとは穴や欠けなどの外部の特徴の事を言います。

10倍のルーペで見て、このインクルージョンとプレミッシュがどのくらいあるかをフローレス(FL)〜インクルーテッド(I1〜3)までの11等級で評価されます。

実際にダイヤモンドを選ぶ時に10倍ルーペを用意してくれるお店もあるので使って確認するのは良いですが、まず先に肉眼でインクルージョンやプレミッシュが氣になるかどうか見て下さい。ルーペは最終的な確認で見る程度で構いません。あくまでも肉眼で見た時に氣になるかどうか。それを大切に選んで下さい。

Cut(カット)

カットはカラーやクラリティよりもこだわりたいポイントです。なぜなら、カットのバランスの良し悪しがダイヤモンドの輝きに大きく影響するからです。

ブリリアントカットはダイヤモンドは最も美しく輝く様に考えられたカットで、光の反射の効率がよくなる様な角度と面が定められています。その理想的なプロポーションに近い方からエクセレント〜プアの5段階で評価されます。

カラーやクラリティを一歩譲ってもカットは良いダイヤモンドを選んでください。

Carat weight(カラット)

ダイヤモンドを選ぶ時に一番はじめに氣にして欲しいのは、このカラットです。カラットとは重さの単位ですが、大きさと置き換えて考えても構いません。
なぜ大きさにこだわるかと言えば、すでに書いた様に年齢を重ねると大きな宝石が似合う様になってくるからです。もらった頃はゴージャスな印象だった指輪も、10年、20年と経つうちに履きなれた靴の様にぴったり相応しく見えてくるものです。

予算の範囲で出来るだけカラット数の大きなダイヤモンドをいくつか選び、カットの良し悪しで絞って、クラリティとカラーが納得出来る一粒を最終的に選ぶ。それが後悔のない賢いダイヤモンドの選び方です。

形は変えられる

若い頃に限られた予算で婚約指輪を選ぶのなら、メインのダイヤモンドに出来るだけの予算を使ってシンプルなプラチナ台のソリテールリングに仕立てるのがおすすめです。質の良いダイヤモンドの輝きは肉眼でみてもその違いがはっきりと分かります。リングの金属の部分は、ダイヤモンドを引き立てる洗練されたセンスがあればシンプルなデザインで、女性を十分魅力的に見せてくれます。

インスタグラムから、トレンドのダイヤモンドソリテールリングをいくつか見つけました。

質の良いダイヤモンドなら、こんなシンプルなリングのセンスが光ます。

日本では圧倒的にプラチナが多いですが、欧米ではイエローゴールドも少なくありません。

喜びが凄く伝わってくるこの写真も好きです。

質の良いダイヤモンドは、10年、20年経ってデザインが氣になる様になってもリフォームして違うデザインに変えられます。その時にカラット数が小さく感じられるなら、メレダイヤを追加するなどボリュームを変える方法があります。

婚約指輪は長い間身につける相棒ですから、かしこい一粒を選んでくださいね。

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画像はwikipediaより転載
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