今の時代にあった伝統工芸品の商品開発を始めようと思ったきっかけ


6月の下旬に、梅雨明けした沖縄に行って参りました。

そこで琉球紅型と琉球漆器の作り手の方数人とお会いする機会を頂きました。沖縄の伝統工芸は他の地方にはない独特の技法もあり、実際に工房にお邪魔してお話を伺えるのはとても貴重で充実した時間でした。中でも、漆の技法である「堆錦(ついきん)」は他の地方の漆芸技法には無く沖縄独自のもので、その制作現場を見る事が出来たのは大きな収穫の一つでした。

 

沖縄の伝統工芸は面白い!
沖縄の伝統工芸には文化と歴史を感じました

 

私は、日本の伝統的工芸品の持つ高い技術力は世界に誇れる日本の宝物だと思っています。しかしながらその需要は年々落ち込み、市場規模はピークの昭和50年代に比べて5分の1程度まで縮小しました。その原因の一つは、現代のニーズにマッチした商品開発の遅れがあると思います。それに伴い、携わる職人の数も年々減り続け、継承する職人の確保も課題の一つであります。今はニーズにマッチした商品の開発が重要課題で、それが解決出来れば遠のいている技術を継承する職人のなり手も増えてくると思います。

職業柄、宝飾の街である東京御徒町にはよく行くのですが、工房の廃業や職人さんの引退の話は行くたびに耳にし、将来的に高い技術力を持った職人さんがいなくなってしまうのではないかと危惧しています。先日も、よくお願いしていた工房の前を通った時にシャッターが降りてひと気を感じず、閉めたのだと悟った時はとても切なく感じました。

伝統工芸界のため!などと大きな事を言うつもりはありませんが、この現状をただ指をくわえて見ているだけでなく、私にできる事で少しでも役に立ちたいと思っています。

今回沖縄に行ったのは、その一歩、伝統工芸品の作り手の方と共同開発商品を作り出すためです。

多くの職人さんは、専門分野ではとても高い知識と技術力を持っていらっしゃいます。作り出す伝統的製品の質はとても高く世界的な評価も高いです。この素晴らしい資産を使った現代消費者ニーズにマッチした新しい商品の開発を一つ、また一つと世の中に送り出そうと願い、プロジェクトをつくりました。

伝統工芸A×伝統工芸B=すっごいかっこいい(←ここ重要!!)メイド・イン・ジャパン製品

を作るプロジェクト。

プロジェクト名はまだないけれど、沖縄と東京ではじまったこの試みを小さく産んで育てる事に力を注ぎたいと思っています。

長くなりましたので、続報は次回に書きますね。

お読みくださりありがとうございました!

 

ps.

弊社では商品開発を通して、ものつくり企業の応援をしています。

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