大樹をテーマにしたリング

例えるなら大きな樹。オーダーメイドの結婚指輪

大きな樹をテーマに作った結婚指輪
大きな樹をテーマに作った結婚指輪

このジュエリーは、大樹をテーマにして制作した結婚指輪です。ご依頼主様は、以前クラッシックと清涼感をテーマにピンクアメシストの婚約指輪を作らせていただいた方です。その制作ストーリーはこちらからお読み下さい↓

https://kelen.co.jp/1729/

この婚約指輪は、甲州貴石切子という日本独自のカットを施したピンクアメシストを使っていて、清楚な印象が持ち主様の雰囲気にぴったりと似合っていました。喜んでいただけて作者冥利に尽きるリングになりました。
婚約指輪といえばダイヤモンドが多いですが、最近徐々に増えてきたのがこの様なダイヤモンド以外の婚約指輪です。

この持ち主様よりメッセージを頂き、結婚指輪も制作する事になりました。嬉しいです!

今回はその結婚指輪制作ストーリーをご紹介します。

目次

1.ご依頼内容

婚約指輪のストーリーとつなげる

ピンクアメシストの婚約指輪の時、デザインテーマとして自然という言葉がキーワードとして浮かびました。ヒアリングの時に参考に頂いた写真に写る女性は、森の中を歩き、何かを見上げてました。凛とした雰囲気を感じるその写真は、長い間に出来あがった大らかな空気を切りとった様でした。そこから自然というテーマを受け取ったのです。

お会いしたお二人からは、一番最初に感じた印象通り、大らかな空気感を持っていらっしゃいました。ですから今回の結婚指輪も同じく自然をテーマにデザインする事になったのは自然の流れかもしれません。

2.お客さまのためのデザインコンセプト

イメージをビジュアル化する

テーマは”自然”と決まりましたので、抽象的なテーマをビジュアル化していきます。

海、花、空、山、森と自然からイメージされるものは沢山ありますが、お二人のための一つを選ぶならやはり樹。大きな樹でした。

見上げる大樹から漏れてくる光
地面をつき破って顔を出す根
長い年月をかけて出来上がった年輪

森のイメージを浮かべて一番しっくりきたのはでした。

どうして樹になったのか?
それはお二人にぴったりだからとしか言いようがありません。

3.オンリーワンデザインを決める

初回のデザイン

自然というテーマの他に、クラッシックなデザインがすきでミルグレインを取り入れたいとリクエスト頂きましたので、クラッシック、ミルグレイン、樹をキーワードにしたデザインを考えていきます。

初回はデザインの方向性を探るために数パターン描きます。

3パターンのデザインをご提案しました。

1番目は枝葉を広げる木の大らかさをミルグレインのラインで表現したデザインです。

2番目は年輪をイメージしたカーブを活かしたデザインです。

3番目は二つのリングを合わせると木が枝を広げている様に見えるデザインです。

初回に提案したのは下記の

2回目以降のデザイン

上記のデザイン画をご提案して、その中で、2番目の年輪のデザインで作る事になりました。初回は金属の表面は鏡面仕上げでしたが、鏡面とヘアラインの仕上げを分けたものに、プラチナだけのタイプと、プラチナとイエローゴールドのコンビタイプをご提案しました。

左:プラチナとイエローゴールド、右:プラチナのみ
左:プラチナとイエローゴールド、右:プラチナのみ

女性の方は、メレダイヤを端から端まで留めて華やかさを出しましたが、普段も付けるには華やかすぎるとの事で、中央に数石留めるだけに変更しました。

プラチナだけのタイプでメレダイヤの数を調整
プラチナだけのタイプでメレダイヤの数を調整

プラチナのみでメレダイヤの数も減らして最終的なデザインを描きます。このデザインで決定しました。

4.制作

デザインが決まるといよいよ制作です。

写真は制作途中、ダイヤを留める位置に下穴を開け終わった所です。

ダイヤモンドの下穴を開け終わった所
ダイヤモンドの下穴を開け終わった所

完成

そして完成です。

ミルグレインの細かさは極細かいものから大きいものまで色々あるのですが、今回は大らかさを出すために大きめのミル打ちで仕上げました。

樹をテーマに作った結婚指輪の完成です。
樹をテーマに作った結婚指輪の完成です。

鏡面とヘアラインの仕上げ訳もかっこよく仕上がりました。手前味噌ですが。。

指にはめて記念撮影しました
指にはめて記念撮影しました

お互いに指にはめて記念写真パチリ!笑顔の二人をお見せ出来ないのが残念です。

後日お二人より感想のハガキを頂きました。お客様の声よりご覧いただけます。

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アートトリップマガジン 「風のかをり」

あえて知らない場所へ行き、まだ見たことのないその地から受ける刺激は新たな創造の種となってくれます。 その土地の気候、動植物、住む人たち、食べ物といったその場所の全てが作り出す空気感を私は「かをり」と呼んでいます。 たとえ徒歩で行ける場所でも、そこから何か刺激を受け取ったらそれは旅です。 距離の長短ではなく、日常とは違う、自分の人生をより良くしてくれる刺激を与えてくれる場所に行くことを私は旅と呼んで、そこから感じたかをりをお届けします。