翡翠のプロミスリング

こんにちは、KELENです。

今日紹介するこのリングは、プロミスリングと言います。

プロミスリングには、

大切な人との絆や縁を目に見える形にして、いつも身につけておくと言う

お守りの様な役目があるんですよ。

そこには、身につける人それぞれ

「いつまでも見守ってるよ」

「いつまでも仲良くしてね」

「ずっと一緒だよ」

など、相手を思う心のメッセージが込められています。

結婚前の二人がする場合もあれば、

これを結婚指輪として身につける場合もあります。

今回のプロミスリングは、二人の「これからもずっと一緒にいよう」という気持ちを形にしたいとの依頼を受けて作りました。

翡翠のペアリング
翡翠のプロミスリング

ご依頼内容

お客様のご要望はシンプルで、彼の誕生日石を使って欲しいと言うことだけでした。

彼は5月生まれなので、エメラルドか翡翠ですね。

どちらを使うか悩んでいましたが、

リングなどのアクセサリーを付けたことのない彼も毎日使うジュエリーなので

悩みに悩んで、翡翠を選ばれました。

ジュエリーデザイン

翡翠を使うことは決まったものの、

デザインは全てお任せなので、コンセプトを決めることから始まります。

決めたことは次の通り

  • 毎日つけられるようにカジュアルなデザイン
  • 結婚指輪とは明らかに違うデザイン
  • 石を生かしてシンプルなデザイン

石から始まるデザインになりそうなので、今回はデザイン画より先に翡翠を探すことからはじめました。

翡翠を探してワックス制作

翡翠を探し始めたものの、

なかなかおめがねに叶う石に出会えずに、

こうなったらカットからオーダーするしかないなと80%くらい覚悟していた時、

なんと意中の石に出会いました。

歩いて歩いて、やっと見つけた翡翠。

見た瞬間ピン!と来たのは、

想定していなかったマーキスカボション。

長細いマーキスは凛としてとってもカッコよくて、

これならあのお二人に絶対に似合う!と確信したのでした。

せっせと制作

翡翠が手に入ったら後は作るだけです。

お二人とも指が細く、リングの直径が小さくなるので、

細長いマーキスが上手く収まるように、

ワックス原型に何度も石を乗せてみて、細かく石座の調整をしながら形を仕上げて行きます。

原型が出来たら、一番上手いキャスト職人さんへワックスを託します。

このリングは量産品ではないので、ゴム型(量産する時は作ります)を取りません。

そのため、キャスト失敗したら原型作り直しなのです。

だから信頼おける方へ託しました。

そして、

期待通りに、綺麗にキャストされたリングを研磨して石留めします。

研磨は得意技。

ピカピカに磨きます。

刻印を打って、

最後に石留めです。

いちばん緊張する時間。

翡翠は粘りがあるので、一般的に割れる心配は少ない石ですが、

何しろ細長マーキスなので、

とんがった所がちょっとした力のかかり具合でポロッと割れやしまいか!?

と心配なのです。

なので、翡翠の角がリング本体の金属に触れないように

タガネでハツって逃がす溝をこさえました。

これで大丈夫さ!

と思えたので、一気に石の周りを伏せ込みます。

予想通り、綺麗に留められました。

石を留め終わった時の快感たるや。

だからジュエリー作りはやめられないのです。

プロミスリングをお渡しする日

実はこのプロミスリングは、

彼への誕生日プレゼントでした。

前からペアのリングを欲しがっていた彼へ、誕生日のプレゼントにしたいと計画していたのでした。

だから、その日に間に合う様に作りました。

出来上がったリングを見て

「わぁ、カッコいい!」

と大喜びな彼女の笑顔を見て、私もとてもとても嬉しく、作って良かったと思うのでした。

後日彼女が、

誕生日当日に、彼へリングを渡した時の反応を動画で送ってくれました。

喜んでくれている彼の笑顔を見て

またまた喜びのお裾分けをもらいました。

その動画は内緒です。

とっても初々しく、喜びに溢れた、幸せそうな二人の笑顔はそっと大切にしておきます。