1月1日生まれの皆様、お誕生日おめでとうございます。
新しい年の始まるこの日生まれたあなたに、1月1日にまつわる宝石の話を贈ります。
1月1日の誕生日石はボツワナカーネリアンです。
カーネリアンは朱赤色の宝石で、水晶と同じ石英の仲間。
単結晶質で産出される石英を水晶、微晶質になるとカルセドニー、またはアゲートと言います。カーネリアンは赤い色をして、模様の無いカルセドニーの事を言います。この赤色は酸化鉄によるもので、無色のカルセドニーを加熱処理すると赤くなるのは鉄を含むためです。
カーネリアンの赤はルビーやスピネルのやや青みがかった赤と比べて黄色味の強い、朱赤と呼ぶのがふさわしい色をしています。
ボツワナカーネリアンの誕生日石ジュエリーデザイン
1月1日の誕生日ジュエリーはボツワナカーネリアンのラフストーンを使ったデザインを描きました。
イメージの素は
元旦、新しい年のはじまり
誓い、祈り、
神社、信仰
着物、
など、この日に思い浮かぶ日本の伝統です。
おみくじの結び目、着物や袴のディテール、
巫女さんの様に、朱赤のカーネリアンを白い帯で包みました。
カーネリアンの基本情報
誕生日石の名前”ボツワナカーネリアン”とは、ボツワナ産のカーネリアンの事を言う様ですが、ボツワナにおけるカーネリアンの産出については詳しい文献がなく、実際にどのくらい産出されているのか正確にはわかりません。また、無色のカルセドニーを熱処理して赤くしたものもカーネリアンとして売られている事から、ボツワナカーネリアンの名前で売られているものの中には、異なる産地のもの、加熱処理されたものも含まれる可能性があります。そのため正確に知りたい場合は専門機関で鑑別する必要があります。
ボツワナは1967年にダイヤモンドが発見されて以来経済的に発展した国で、ダイヤモンドの産出高は世界第2位を誇っています。アフリカ大陸の中央に位置して、ダイヤモンド以外の鉱物資源ではニッケル、金、パラジウム などを産出しています。
以下にカーネリアンの鉱物データを記載します。
英名 Carnelian
化学成分 SiO2
透明度 半透明〜不透明
主なる色 赤、オレンジ
光沢 脂光沢
硬度 7
比重 2.58~2.62
屈折率 1.530~1.539
複屈折 0.003~0.009
分散度 なし
へき開 なし
多色性 なし
靭性 Good
断口 貝殻状、
主産地 ペルー、スリランカ、ブラジル、マダガスカル、インド他