スーツの襟につけた所

男性専用。イニシャルのラペルピン

僕のイニシャル「M」のラペルピンを作ってください

そう依頼頂き、待ち合わせ場所に出かけていきました。

お客様はスーツをビシッと着こなすビジネスマンです。

「僕のイニシャルMのラペルピンを作って下さい。ダイヤモンドを全体に入れて。」

そうおっしゃるお客様とMの字体を確認しながら打ち合わせをしました。

チャチャッと数種類のフォントでMを描いてみる
チャチャッと数種類のフォントでMを描いてみる

 

ゴシック、明朝、セリフのありなし。

書体にもいろいろあるので、基本の形をササッと描いてお客様の持っているイメージを引き出します。

明確になってきたイメージは柔らかい中にも男性的なかっこよさのある少しデザインの効いたものでした。

せっかくオーダーメイドでお作りするので、お客様に似合うかっこいいMを作る事になりました。

今回のデザイン画は手書きでなくパソコンで

最初の段階では手書きスケッチでデザインを煮詰めていきましたが、今回のデザイン画の仕上げはパソコンで描きます。

Mの文字を思い通りの形にきちっと仕上げるには3Dプリンターで原型を作る必要があったからです。

直線を同じ幅にする事や、同じ間隔で溝を掘る事など機械の方が得意な事があります。

今回のイニシャルMのラペルピンも正確な線を大切にしたいデザインでした。

 

初めのラフスケッチではデザインのイメージを固める目的で手書きで行いました。

最初の打ち合わせでお客様のイメージを具体化したので、曲線と直線をバランス良く使った柔らかい印象のMをデザインする事になりました。

最終的に決まったのは下記のデザインです。

イニシャルMのラペルピン
イニシャルMのラペルピン

 

 

制作も3Dプリンターを使って

原型は直線の幅が等しくなる様に機械を使って作りました。

そして仕上げのピンの取り付けや研磨、石留めは手作業でします。

出来上がったのはこちらです。

 

イニシャルMのラペルピン
イニシャルMのラペルピン

直線を生かしながら固すぎないMの完成です。

スーツの襟につけた所
スーツの襟につけた所

スーツの襟につけたイメージです。

かっこいいお客様にすごくお似合いでした。

 

ジュエリー詳細

使用貴金属:プラチナ900

使用宝石:ダイヤモンド

アイテム:ラペルピン

制作日数:約1ヶ月

制作費内訳

デザイン費/加工費/貴金属地金代/宝石代/他

オーダーメイドの特性上、お客様のプライバシーをお守りするため金額の詳細は載せておりません。

プラチナ×ダイヤモンドでラペルピンをお作りする場合、下記の価格より制作出来ます。

 

スーツの襟につけた所
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アートトリップマガジン 「風のかをり」

あえて知らない場所へ行き、まだ見たことのないその地から受ける刺激は新たな創造の種となってくれます。 その土地の気候、動植物、住む人たち、食べ物といったその場所の全てが作り出す空気感を私は「かをり」と呼んでいます。 たとえ徒歩で行ける場所でも、そこから何か刺激を受け取ったらそれは旅です。 距離の長短ではなく、日常とは違う、自分の人生をより良くしてくれる刺激を与えてくれる場所に行くことを私は旅と呼んで、そこから感じたかをりをお届けします。