宝石の王様と呼ばれるダイアモンド。その価値にあやかって、「◯◯のダイヤ」と呼ばれるものは沢山あります。
今日は色々な◯◯のダイヤをまとめました。
1.黒いダイヤ
「黒いダイヤ」多く、3つありました。
石炭
エネルギー資源というと石油が主の現代ですが、以前は、石炭が主役でした。石炭がダイヤモンドのように利益を生んだので黒いダイヤと呼ばれていました。日本の炭鉱も栄えていましたが、石油へのエネルギーの移行にあわせて衰退してしまい、それにともなって石炭は黒いダイヤとは言われなくなっていきます。
黒トリュフ
言わずと知れた高級食材です。とても高価な食材なので、黒いダイヤと言われるようになりました。ちなみにトリュフには白いものもありますが、そちらは白いダイヤとは言われませんね。白トリュフの方が黒トリュフより少ないようなので、白いダイヤと呼ばれても良さそうですが。
オオクワガタ
天然で見つける事が困難で人気の高いオオクワガタも黒いダイヤと呼ばれています。希少価値があるので信じられない様な高値で取引されていた様です。どのくらい高かったのか調べていた所、ありました。
オオクワガタは以前、今とは比べ物にならないくらい高価で取引されておりました。1990年代後半の頃の事です。まだ飼育方法が確立していなかった頃の事で価格の高いものではなんと!!1ペア1,000万円で販売されていた事もありました。(月虫さん)
ワンペア1000万円!一体どんな人が買ったのでしょうか。
2.赤いダイヤ
小豆
商品先物取引の対象になっている小豆は、その年の天候次第で収穫高が決まるので、不作の場合は価格が高騰します。そのため赤いダイヤと呼ばれます。
ちなみにレッドダイアモンドは文字通り赤いダイアモンドです。とても希少な宝石で、一番大きなものは5.11カラッとあります。これは個人が買いどこにあるのか謎に包まれています。
3.白いダイヤ
シラスウナギ
1キロ数十万円で取引されるシラスウナギは白いダイヤと呼ばれています。そのため、密漁も後を絶たないそうで絶滅を心配する声もあるようです。
吉野葛
葛粉は葛の根っこを精製してつくりますが、葛の根の1/10位しか取れないそうです。なかでも吉野葛は良質な葛粉として知られていて白いダイヤと呼ばれています。
4.黄色いダイヤ
数の子
昭和の時代に数の子はお正月料理になくてはならない食材として人気が高く、黄色いダイヤと呼ばれていました。
なぜお正月料理に欠かせないかといえば、数の子はニシンの卵。ニシン(二親)から子供が沢山産まれるので子宝子孫繁栄を意味する縁起物として人気が高いからです。
硫黄
様々な化学薬品の原料になる硫黄は、Wikipediaに
昭和20年代の朝鮮戦争時には「黄色いダイヤ」と呼ばれるほど硫黄価格が高騰し、鉱工業の花形に成長した(Wikipedia)
とあるように、価格が高騰した時代に黄色いダイヤと呼ばれていました。
5.ダイヤの原石
評価が低かった物や人の評価がぐんと高くなった時に言われる言葉です。実はすべての人がダイヤも原石だと思うのです。原石の時は自分がそうだとは気づかないものですが、何かその人が持っているものが磨かれ、キラリと光る時が来たら、その時にダイヤの原石だったと気がつくのでしょうね。
6.山のダイヤ、森のダイヤ
松茸
みんなが大好きな松茸。価格が高い事から山のダイヤ、森のダイヤと呼ばれています。

まとめ
今でも言われているもの、今ではすっかりなくなってしまったものなどありました。これから新しい◯◯のダイヤが生まれないとも限りません。それにしても、なにかと例えに使われるダイアモンドはやはり王様の名にふさわしい宝石ですね。